悩む女性たち
オレンジのカプセルと果物

アフターピルは、日本語では緊急避妊薬とも呼ばれるものですが、海外ではモーニングアフターピルとも呼ばれるほど広く使われている避妊薬です。避妊薬として使われているものとしてピルが知られますが、これは錠剤という意味で海外でも単にピルといえば、経口避妊薬を指します。ただし、これらは低用量ピルと呼ばれるものでアフターピルとは異なり、28日周期で服用するものです。しかし、避妊できる仕組みはアフターピルも低用量ピルも同じになります。

アフターピルも低用量ピルも女性ホルモン剤であり、これを人為的に女性が補充することによって一時的に妊娠が起こらない身体に変化させせるものです。そもそも女性は月経によって周期的に身体が変化しており、その途中には妊娠が起こらない状態になります。しかし月経前症候群や更年期障害などで知られるように、ホルモンバランスの変化はさまざまな不快症状が現れるものです。このようなことから低用量ピルでは、その不快症状が出ない最小限の量の女性ホルモンを補充するものになります。一方でアフターピルは、持続的に避妊効果を得るのではなく望まない妊娠を避けるために用いられるもので、性交後に使用するものです。

アフターピルを使用するのであれば、そのメリットとデメリットを理解しておくことが大切なことになります。メリットは、性交後すぐであれば高い妊娠阻止率があることで24時間以内であればほぼ望まない妊娠を避けることができるものです。このためコンドームなどによる避妊をしていて抜けてしまったり、破れてしまったといった避妊の失敗をリカバリーすることができます。また妊娠発生後に処置するよりも身体に与える負担が小さいことも大きなメリットです。

デメリットは、日本では薬局などでは市販されていないことで産婦人科のあるクリニックで処方してもらわなければならない点です。避妊は健康保険の対象外ですから、レイプなど犯罪行為によって受けた被害を除けば全額自己負担となります。また近くに産婦人科がない地域もありますから、低用量ピルと比べると通常の方法では入手が困難です。それと効果が得られるタイムリミットがあり、通常72時間以内でなければなりません。24時間以内であればほぼ100%に近い妊娠阻止率がありますが、それを経過すると80%程度と低くなってしまうので、確実な妊娠阻止を避けるには、性交後から可能な限り早く服用することが必要とされます。

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アフターピルのアイピルの成分についてはノルレボと同じと考えても良い 2020年06月30日

アフターピルのノルレボのジェネリックとして知られるアイピルの成分は先発薬のノルレボとほぼ同じものです。アイピルを発売しているのはインドのピラマルヘルスケア(PiramalHealthcare)になります。日本では国内の製薬会社のシェアが強く、海外の製薬会社の商品も日本法人や提携している製薬会社が製造...

アフターピルのアイピルはノルレボジェネリック医薬品なので低価格で購入可能 2020年06月11日

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モーニングアフターピルとアフターピルに違いはなく呼び方が違うだけ 2020年05月25日

性交後に使用する避妊薬は、モーニングアフターピルやアフターピル、または緊急避妊薬などとも呼ばれますが基本的には同じものです。名称の由来としては、アフターピルはその名の通りアフター(事後)に飲むピル(錠剤)であり、モーニングアフターピルに関しては、性交をしたあとの翌朝(モーニング)に飲むというものです...